6月28日、沖縄県名護市安和(あわ)の国道で、辺野古新基地の建設に抗議活動を行っていた那覇市の無職の女性(72)と警備員の男性(47)が、ダンプカーにはれられ、女性(72)を引き留めようとした警備員(47)の男性だけが、頭部破壊で死亡してしまいました。この女性活動家の本名や、「牛歩」と呼ばれる抗議活動の様子を調べてみました。
辺野古で起きた警備員死亡事故
6月28日、沖縄県名護市安和(あわ)の国道で、辺野古新基地の建設に対し抗議活動を行っていた、那覇市の無職の女性(72)と、女性を止めに入った警備員の宇佐美芳和さん(47)がダンプカーにはねられる事故がありました。女性は足を骨折する重傷で、警備員の宇佐美さんは頭部破壊で亡くなられました。
このダンプカーは、辺野古新基地の建設で使用する土砂を運んでおり、この女性が所属する市民団体は、ゲート前で一時停止したダンプカーの前をゆっくり歩くなどして時間を稼ぐ「牛歩」と呼ばれる抗議活動をしていました。「牛歩」を行おうと国道に飛び出した女性を、警備にあたっていた宇佐美さんが止めようとして、事故に巻き込まれたとされています。
抗議活動「牛歩」の動画
X(旧Twitter)に「牛歩」を行っている様子を抑えた動画がありました。
ダンプカーの通り道を
— 眞喜志雄一 (@makishi_yuichi) June 28, 2024
この様に牛歩して妨害は辞めろって言ったよな?
危ないし渋滞するし迷惑だから!
あなた方の様な妨害活動している人達のせいで警備員さんが亡くなりました。
ひいたダンプカーの運転手もあなた方のせいで人生狂うだろう?
警備員さんのご冥福をお祈りいたします#辺野古 pic.twitter.com/wZE2zqDGvZ
今回の事件の女性も、動画のようにゆっくり歩いて抗議していたのでしょう。端から見ていても、この「牛歩」が危険で迷惑な行為であることが伺えます。
活動家の名前
この無職の女性(72)の本名など調べてみましたが、一般市民ということでめぼしい情報は出てきませんでした。被害に遭った警備員の男性の本名は公表されているのに、この女性の本名が報道されないのはやはり納得できません。
市民団体名も特定が難しそうでしたが、この市民団体と連携して活動している「オール沖縄」という組織は見つかりました。「オール沖縄」は辺野古基地建設の阻止や、オスプレイの配備撤回などを実現するために結成された組織で、共同代表の糸数慶子氏が沖縄テレビの取材に答えていました。
この取材の中で糸数氏は、宇佐美さんがなくなったことに対し、あくまでも辺野古新基地の建設を強行する国に問題があるという姿勢を崩しませんでした。
法に触れなくても、危険で迷惑な抗議活動をしている人間をかばい、どうして真面目に仕事をし生きている人が犠牲にならなければいけなかったのでしょうか。周囲の人間を巻き込んでしまった、この抗議活動自体に問題があるのは明白かと思います。以下、X(旧Twitter)での反応をまとめました。
Twitterの声
基地の工事が原因ではなく、無謀な活動家の行動が原因での事故ですよ。
— ラピド@ (@Lapido08) June 30, 2024
遺族はこの活動家とその首謀者に対して訴訟を起こしても良いと思う。
飛び出した反対派の人を会社と遺族は訴えられないのかな?
— 1173bB@Plug(ぷ~)さん (@Plug_in_Hybrid) June 29, 2024
逃してはいけないと思う
ダンプの運転手さんに責任が及ばないことを切に願います。そして警備員のご遺族の方々、警備会社、ダンプの運転手、ダンプの会社、建設工事をやっている工事会社は、このバーさんとバーさんの家族、バーさんが所属する抗議団体に対して損害賠償と慰謝料を求めて欲しいとも思います
— 退役おっさん FELLA (@orangefella84) June 29, 2024
この事件の責任は誰がとるのか、今後もこの事件を注意して追っていきたいと思ます。
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